歯科医院の患者数を増やすシンプルな3つのステップ(2)


【2023年12月23日 3:35 PM更新】


確実に成功して末長く繁栄する歯科医院経営

院長先生がお忙しい時間を割いてこのブログを読んでくださっているのは「歯科医院をより良くしたい」という思いをお持ちだからでしょう。

「良い歯科医院」と「良くない歯科医院」を分ける要因は何でしょうか?

患者さん、スタッフ、外注ラボを含む関連業者の皆さん、それぞれの方にとって「良い歯科医院」の条件は様々なはずですね。

しかし、第一に重視すべきなのは院長先生自身にとって「最も良い歯科医院」とはどのような歯科医院なのか、はっきりと自覚していただくことです。

ほとんどの院長先生はご自分の資金(借り入れを含めて)で歯科医院を開設し、診療はもちろんのこと経営まで一人で担当されているはずです。

つまり、歯科医院の運営に最も熱心で重要度の高い人物であり、さらに歯科医院の経営状況がそのままご自身の年収に反映される院長先生にとって「理想の歯科医院」の実現を目指すことが成功への必須条件となります。

ご注意いただくこととして、院長先生にとっての「理想の歯科医院」は集患に関わる活動を始める前に決定しておく必要があります。

多分、あなたも今までに患者さんに来院してもらうために何らかの工夫・改善を行われたことがあるはずです。

それらの行動が目覚ましい集患に結びつかなかったとしたら何が原因だったと考えていらっしゃいますか?

世の中で『効果的に集患できる』と言われている方法はたくさんあって、実際に集患できている歯科医院が存在しています。

ある方法を用いて集患に成功する歯科医院と成果をあげられない歯科医院に分かれる理由は非常に簡単です。

それは「結果が出るまで行動し続ける」ことができたか否かだけです。

呆れるほど単純な話ですが、歯科医院の集患に限らずスポーツや研究などで群を抜く結果を残している方のほとんどは地道な練習や実験を継続できた人たちです。(ごく一部の天才と呼ばれるようなタイプは除いてください)

ここで注目していただきたいのは、「集患」そのものには競技会での優勝やインパクトファクターの高い学会誌に論文が掲載されるというようなモチベーションを高める要素が少ないということです。

単に患者さんの人数あるいはレセプト枚数が増えたとしても院長先生のやり甲斐に結びついていなければ「集患」のための行動を続けられない、

あるいは「集患」を始めようとさえしない先生も少なくありません。

そのため、院長先生が想像しただけで「ワクワクする」「テンションが上がる」理想の歯科医院像を明確にしておくことが、確実に成果につながり末長く患者さんを増やし続ける「集患」を実現するのに重要となるのです。

治療終了後も定期健診に通院してもらうために

あなたにとっての「理想の歯科医院」は明確な言葉で表されるようになりましたか?

院長先生を含む歯科医師の多くは「自分の得意分野の治療を希望される患者さんだけを診療できるようになれば最高ですね!」とお答えになります。

例えば、よく噛めて装着感の良好な義歯を作成することが幸せと感じる歯科医師の治療を受けた患者さんの多くが「入れ歯が合わなくて困っていたけど、先生に治してもらったおかげで何でも食べられて助かりました」と喜んでくださっているようであれば、《患者さんを増やし続けるためのシンプルな3つのステップ》の1.は達成できていることになります。

  1. 院長先生自身が得意でなおかつ患者さんに喜ばれる治療・診療の分野を見つける
  2. 治療の効果をできるだけ長く保ち、患者さんの健康な状態を維持するためにリコールのシステムを確立する
  3. 1.で見つけたタイプの患者さんに絞って新規の集患を行う

臨床経験を積んで開業されて日々診療を続けられている院長先生ならステップ1.は容易だと思われますが、特に患者さんから感謝されることの多い治療分野あるいは貴院の特徴を洗い出すようにしてください。

一般の開業歯科医院では外科処置をメインにして患者さんから感謝されているというケースはあまりないはずで、修復・補綴治療で喜ばれている先生がほとんどではないでしょうか?

上下顎が総義歯の患者さんを除けば、ご自分が情熱を傾けて行った治療の成果をできるだけ長く維持するためには患者さんの歯が再びう蝕・歯周病に罹患することを防ぎ続ける必要があります。

コンポジットレジン充填、根管治療、歯冠修復、ブリッジ作成、部分床義歯、歯列矯正すべてに当てはまります。

インプラントに関してはインプラント周囲炎の発生を予防するためには天然歯以上にきめ細かいケアが必要なことは皆さんがご存知のとおりです。

歯科医師としてのやり甲斐に直結する「治療の成果」は、医業収入が上がった時点ではなく5年、10年と長期にわたり維持・機能し続けて初めて評価されます。

先生方にとっては治療後の経過を追うことができるとともに、定期的に通院し続けてくださる患者さんが増えることで医院経営が安定していきます。

そして、何らかの理由で歯科治療が必要になった際には他の医院と比較検討される恐れはまずありません。

《患者さんを増やし続けるためのシンプルな3つのステップ》の1.から2.への流れはかかりつけ歯科医院としての責任を果たす上でも必須のことで、多くの先生方にとって大切な治療の成果と患者さんの健康を守るためには欠かせません。

ここまで来ればステップ3.先生が得意な分野に絞って新規の集患を行うを実践するだけです。

成果のあがる集患の進め方とは?、集患対象を絞ることに危険性はないのか?等、ステップ3.で生じやすい疑問・問題点の解決については次回お話いたします。

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  • 患者さんに予防の重要性を説明したくても診療で忙しく時間が取れない
  • 説明を聞いて「次からは通います」と約束した患者さんが通ってくれない
  • 歯周病は治らないと患者さんが諦めている
  • リコールはがきを送っても患者さんが覚えていない
  • スタッフが予防歯科にやりがいを感じていない
  • 予防歯科で採算が取れるとは思えない
  • 都市部でなければ予防に興味を持つ患者さんがみつからない
  • システムの導入に経費がかかりすぎる

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講師
松田拓己(松田歯科医院 院長)
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