【2021年8月21日 7:14 AM更新】
代診のDr.等に保険診療をお願いしたら
請求のルールを正確に守ってもらえると
助かりますね。
クラウンの脱離等で来院された患者さんは
早めの修復を希望される方がほとんどです。
しかし、注意すべき点があります。
それは、治療を早く進めようと
初診時にPZ、印象を行うケースです。
もしも、歯冠形成が終わってから
患者さんがP治療を希望された場合
同一初診内では対応できません。
大学では、P治療の保険請求について
詳しく教わらないようです。
ある意味、仕方ないのかも知れません。
でも、P治療は年単位で続くことが
珍しくないので、請求の間違いは
後で大きな影響があります。
特に、連月の返戻はダメージが大きいですね。
そこで、歯冠修復と歯周治療を
並行して進める場合の注意事項を
院内で周知するようにしています。
・PZを算定した後は支台歯のP処置が算定できなくなってしまう
(同日にPZとスケーリングの算定は可)→参照https://03auto.biz/clk/archives/xleiwk.html
・う蝕即時、インレー修復の場合は、このような縛りはない
※地域によって算定ルールに違いがあるので要注意
他にも、SRPあるいはPcurを行う前に
二回目の歯周検査で再評価が必要、
なども周知されていないようです。
主訴は早めに解決したいところですが
後で保険請求に支障を来たさないように
P治療を進めていきましょう。
歯周病の診断と治療に関する基本的な考え方-日本歯科医学会-より
前へ:歯科治療で麻酔薬を使い分ける基準は?(代診医からの質問)
次へ:
【診療の準備と進め方】の関連記事
2021年8月15日
歯科治療で麻酔薬を使い分ける基準は?(代診医からの質問)2021年7月17日
咬合印象法の準備と手順2021年7月15日
ダイレクトボンディングについて2021年6月19日
Tec(仮歯)の作り方2020年5月27日
口腔内スキャナー(IOS)の操作方法新着記事
アーカイブ