口腔内写真(5枚法)の撮影方法


【2020年4月27日 5:56 PM更新】


口腔内写真の撮影方法(新人歯科衛生士 N美)

 

  • 口腔内写真撮影を行う目的・意義

・患者さんに口腔内の状態を客観的に見てもらうこと。

特に、プラークや歯石の付着の程度や歯肉の状態等を自覚してもらう。

 

・写真を見せながら説明することで、患者さんに内容を理解してもらいやすい。

 

・過去の写真と比較することで、状態の変化を観察できる。

 

  • 上記の目的を果たすためには、どのような写真が必要か?

・情報が読み取れるよう、必要な歯列・歯肉の状態が収められている。

 

・正面・・・咬合平面が水平で、写真の中央にある。正中がセンターに来るように撮影。

ピントが上顎の1-1にあっているのが大切です。

 

・頬側面・・・咬合平面が水平で、写真の中央に来るように撮影。

左右それぞれの4-7が収められているのが大切です。

ピントが5.6番あたりにあっている。

頬側がよく観察できるよう、できるだけ真横から撮影する。

(ミラーの角度が大切!)

 

・咬合面・・・正中がセンターに来るように撮影。

歯列全体が収められるようにがんばる。

ピントが6番にあっているのが大切です。

咬合面がよく観察できる角度から撮影する。

 

・比較しやすいよう、規格性が高いこと。

(毎回、角度と大きさが同じ写真を撮影しましょう)

 

  • 練習を始めたころ、苦手だったこと

【正面】

①左右対称に撮影できなかった。

 

【頬側面】

①7番まで収めることができなかった。

②咬合平面を水平に撮影することができなかった。

③唇や頬粘膜が写り込んでしまっていた。

④実像が写り込んでしまっていた。

 

【咬合面】

①歯列全体を収めるのが大変。

②正中を写真のセンターに合わせることができなかった。

③咬合面がしっかり観察できる角度で撮影できなかった。

 

  • どのように改善したら、苦手を克服できましたか?

【正面】

①患者さんに少し右を向いてもらうことで、左右対称に撮影しやすくなった。

 

【頬側面】

①ミラーを奥まで入れることができていなかったため、

ミラーの挿入時に7番まで入れてから、頬側に移動させるようにした。

 

ミラーに7番まで写っていることを確認してから撮影するようにした。

 

②ミラーに写る咬合平面が水平かどうか確認してからレンズを覗くようにした。

③ミラーの辺縁で排除できていなかったため、患者さんが痛くない程度にミラーを奥に押しながら引っ張るようにした。

④ミラーの引きが足りなかったため、ミラーをできるだけ歯列から離すよう心がけた。

 

~左側~

 

 

 

~右側~

 

 

【咬合面】

①ミラーに歯列全体が写っているのを確認してからレンズを覗くようにした。

②レンズを覗きながら、正中が曲がっていないか確認してから撮影するようにした。

③患者さんに口を大きく開けてもらい、ミラーと歯列をできるだけ離すことを心がけた。上顎撮影時は患者さんに顎を引いてもらい、下顎撮影時は顎を上げてもらうことで撮影しやすくなった。

 

~上顎~

 

 

~下顎~

 

 

 

 

  • 課題:なぜスピーディーな撮影が求められるのか

・撮影の時間を短縮することで、その後の説明の時間を長く取れる。

・診療全体のことを考え、やらなければならない他のことに時間を割けるようにするため。

・患者の負担軽減、撮影者の負担軽減につながる。





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