【2020年5月26日 10:38 AM更新】
新人歯科衛生士のN美です。
今回はレモン味のエアフロー・パウダーで実習させていただきました。
先輩の口腔内で試させていただき、改善点についてご指導いただいた内容を報告します。
レモン味のパウダーは炭酸水素ナトリウム(重曹)を主成分としています。
重曹の粒子は固く粒径も40~200μmと大きめなので、頑固な着色でも落としやすいのです。
ただ、歯肉などの軟組織に当たるとヒリヒリしますし、味は塩辛く血圧も上昇させます。
(株)松風ホームページより
●エアフローを行うにあたって注意すべきこと
・呼吸器系の疾患があるとムセやすかったりするため、患者さんに確認する。
・レモン味を使う場合、高血圧の既往がないか確認する。
・パウダーの飛散で痛みを与えないようにする。
●エアフローを初めて行った後にアドバイスしていただいたこと
・バキュームが歯肉に強くあたらないように。
・ジェットを動かすときに対合歯にあたらないように。
・飛沫を防ぐため、バキュームチップの向きに注意する。
・最後臼歯の遠心はミラーを使うと良い。
●エアフローを初めて行ったとき、難しく感じたこと
①バキュームをジェットに合わせて動かし、飛沫を抑えるのが難しかった。
②ジェットを円を描くように動かすのが難しかった。
③前歯部の頬側をやる際に、パウダーが口唇にあたって痛みを与えることがないよう、指で口唇を排除するのが難しかった。
●どのようにして、改善できたか
①水とエアーが出ている方向を意識しながら、バキュームチップの向きを適宜変えて、飛沫を抑えられるように心がけた。
バキュームチップで受け止めるイメージ。
②小さくクルクルするよりは、歯頚部から歯冠に向かって大きい楕円を描くように動かすと良いと先輩に教えていただき、それを心がけるようにした。
③薬指で口唇を排除しつつ固定を置くことで安定して動かすことができた。
ジェットの先端の向きが絶対に口唇に向くことがないよう注意した。
●レモン味体験の感想
・レモン味というよりは塩味を強く感じた。
・レモン味は風味程度で酸っぱさは感じなかった。
・塩味が強いため途中でうがいをしたくなった。
・甘いのが苦手な人にはレモン味を勧めてみるのも良いかもしれないと思った。
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